KOGA@Kafka on the Shore

ゴールデンウィーク村上春樹の「海辺のカフカ」を読みました。以前は村上作品は新作が出れば必ず読む作家の一人だったのですが、「ねじまき鳥クロニクル」以降は読んでいて文体や物語性に違和感を覚えるようになって、なんとなく遠ざかっておりました。
というわけで「少年カフカ」は今回文庫化されるまで読まずにきてしまったのですが、読了してびっくり。久々に(本当に久々に)深い読書感を味わうことができました。これは傑作です。「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」が大好きで今までに10回ぐらい読んでる自分にとっては、「海辺のカフカ」も今後何度も読むことになるだろう作品になると確信します。
ところで、僕の周りって「村上春樹?昔一冊読んだことあるけど面白くなかった」って人が多くて少し残念。まあ、読書の好みって音楽と同じで人それぞれですからね。しょうがないけど。

「諸君、焚き火の時間だ」