KOGA@AFTERIMAGE

小中学校のクラスには本当にいろんなタイプの人間がいました。不良も秀才も変態もセックスマシーンもオタッキーオナニストも、皆平等に一つのクラスにまとめられていたので、そういった様々なタイプの人間同士が織り成す予想外のドラマが大変に面白く感じました。ところが高校→大学と進むにつれて、そういった人間性の「多様性」とでも呼ぶべきものがどんどん希釈されていって、予想外の展開をもたらすような場面に出くわすようなことが少なくなってきました。会社に入ってしまうと、このような傾向は加速度的に強まり、のっぺりとした人間関係の中で日々をおくるようになるのかなと想像していたのですが、さに非ず。宇宙見本市のようなメルティングポットが僕を迎えてくれました。
便所の個室で一人叫ぶ奴、朝っぱら堂々とソープランドのサイトを見ているオヤジ、ウォシュレットを毎日きまった時間に30分ぐらいやられているお方、新札を渡さないと発狂する役員、灰皿に糞するヤツ、駅のホームの真中で放尿される先輩、廃人、アル中、対人恐怖症・・・などなど枚挙に暇がありません。なんだか思いつくままに挙げていったら変人ばかりが並びましたが、もちろんアタマのめちゃめちゃ切れる上司や、尊敬できる人も多くいます。そこは想像していたモノトーンの世界ではなく、多様性に満ちたエキサイティングで変態な世界でした。
いろんな人がいて、いろんな考え方があって、それで地球が回っていて・・・というようなことを考えていると、自分という存在が、世界中の全ての人々と等しくこの世の中の成り立ちに密接に関わっているような気分になります。そんな風に考えると、様々なことが意味を持って見えてくるような気になるのです。

ところで(全然関係のない前振りでしたがw)、既にHP上で発表されてますとおり、諸般の事情によりKOGAはmintjamを脱退させていただくことになりました。メンバーの4人をはじめ、応援していただいていた方々には大変お世話になり感謝しております。
音楽をやめてしまうわけではないので(多くの人にとってそうであるように、僕にとってもそれは「死」を意味しますw)、どこかでまた僕の曲を聴いてくれたら嬉しいです。

“There are only three colors, ten digits and seven notes; it’s what we do with them that’s important.”