独断と偏見による機材レビュー②

手持ち機材の個人的な感想を述べるコーナー パート2です。
今回はマルチソフトサンプラー音源『QUANTUM LEAP COLOSSUS』です。32ギガバイトという膨大な容量を食うだけあって、どの音色もとてもクオリティが高いですが 容量の割に音色数は少なめな印象です。そして、完全に作られてしまっている音(例えばリバーブ等の空間系処理もされてしまっているもの)が多いので、アンサンブルを組む際 音を前に出したりひっこめたりといった融通が効きづらい印象があります。
手持ちの中で一番新しい音源なので、まだ網羅してない音色もあるんですが、とりあえず生ドラム音色は処理や定位も含めて非常に使えるものが多いと思います。ピアノは、これも非常に生々しい音が多いんですが、深めの空間系処理がされてしまっているものが多いので実際アンサンブルの中での使いどころは少なそうです。
全体的に中低域が張り出していて、良く言えば温かみのある、悪く言えばヌケの悪い音な感じです。そのへんは腕次第でどうにでもなると思いますが、初めから定位や空間処理がガチガチにキマっちゃってる点は、ちょっと後から弄りようの無い感も。
今回の風葉とのコラボレーション曲『Passing by』で スネア、ブラスの音を担当しています。