KOGA@私的武蔵野論

mintjamのメンバーとゆかりのある練馬区ですが、僕も5歳から26歳まで練馬区に住んでおりました。ですから自分の中で「ふるさと」と呼べるのは練馬区です。余生は練馬区で過ごすことを今から決めています。
現在住んでいる江東区練馬区と比べると街の雰囲気や空気といったものがかなり異なります。バンドに喩えるなら、江東区などの東京都の東側はANTHRAXで、練馬区はREMですね。
また、一般的に練馬区は「武蔵野」と呼ばれる地域で括ることができますが、僕の中では、練馬区南西部へ行くほどこの武蔵野の臭いが濃くなってくるような気がします。ちょうど環八が武蔵野文化圏の東端で、環八以東には武蔵野とはまた違う文化圏が存在するように思えます。僕にとって、上石神井から善福寺公園東部をかすめ、吉祥寺のスタジオペンタやサウンドパークへと向かうチャリンコの道のりは、武蔵野の中心部へ向かって進む動脈です。対して、五日市街道を吉祥寺より西へ、小金井公園へと辿る道のりは武蔵野の生命線のように感じられます。つまり、吉祥寺を中心になんとなくレンズ状に東西へモワッっと広がっている地域が、何か一つの文化圏としてゆるやかに括れるのではと勝手に感じているのです。文化圏で括れるということは、「LA METAL」「イエデボリ系メロデス」「渋谷系」みたいに特定地域の文化圏に根ざした音楽がうまれることもありうるわけで、「武蔵野ロック」なんて結構のどかでよさそうだななんて思ったりもします。